リレー侍、ロンドン世陸&東京五輪で「金取るだけ」北京繰り上がり「銀」に

2017年1月27日6時0分  スポーツ報知
  • リオ五輪の男子400メートルリレーで2位となり銀メダルを獲得した(左から)山県、飯塚、桐生、ケンブリッジ
  • 北京五輪の男子400メートルリレー決勝でゴールへ向かって疾走する(左から)朝原、高平、ジャマイカ・パウエル、ボルト

 16年リオ五輪男子400メートルリレー銀メダルの飯塚翔太(25)=ミズノ=と山県亮太(24)=セイコーホールディングス=が26日、都内でデイリースポーツ制定「ホワイトベア賞」の表彰式に出席し、17年ロンドン世界陸上での史上初金メダル獲得へ意気込みを新たにした。ジャマイカのドーピング問題により、08年北京五輪男子400メートルリレーのメダルが銅から銀に繰り上がる可能性が25日に浮上。過去の五輪でドーピング違反者ゼロのクリーンな日本が頂点に立てば、陸上競技のイメージ回復にもつながりそうだ。

 やることは変わらない。国際オリンピック委員会(IOC)が25日、ドーピング違反で08年北京五輪男子400メートルリレーでジャマイカが獲得した金メダルを剥奪すると発表。正式に決まれば、銅メダルの日本は銀に繰り上がる。思いがけず史上最高順位“タイ”となるリオ銀メンバーの飯塚は「ドーピングをした選手に言うことは何もない。リオは本当は史上初(の銀)じゃなかったのかもしれないけど、僕らは金を取れるようにやるだけ」。17年ロンドン世陸、20年東京五輪の頂点を決然と見据えた。

 陸上界で相次ぐ薬物違反へ、誰もが憤りを隠せない。銀メダルを手にする可能性が出てきた北京五輪アンカーの朝原宣治氏(44)も「私たちの記憶の中では当時の感動や評価、順位が事実。1つ上がっていいじゃないかというものでもない。歴史が変わってしまう」。日本陸連の短距離五輪強化コーチを務める苅部俊二氏(47)も「一番は残念な気持ち。日本は体格差がある中でギリギリの戦いをしているのに、そういうこと(ドーピング)をされたら勝てない。9年前の時間はもう戻ってこない」と絞り出した。

 日本はバトンパス改良や個々の走力強化など地道な努力を積み、リオ五輪決勝ではアジア新の37秒60をマークした。山県は「日本はクリーンだし、クリーンな勝負をしてほしいのが願い。そこはすごく訴えたい」と語気を強めた。今夏のロンドン世陸は、世界最速のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が一線を退く最後の大会。世界中が注目する中でリレー日本が頂点に立てば、何よりのアピールになる。飯塚は「もう1回メダルに絡めば、実力も証明できる」。まだ見ぬ金メダルへ、正々堂々を貫く。(細野 友司)

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