「山の神野」青梅マラソンに降臨「東京五輪メダルへ第一歩」

2017年1月31日5時0分  スポーツ報知
  • 男子30キロの部に出場する神野大地は好タイムでの優勝を誓う

 青梅マラソンの大会主催者は30日、第51回大会(2月19日)の招待選手を発表した。メイン種目の男子30キロには、青学大時代に「3代目・山の神」の異名を取った神野大地(23)=コニカミノルタ=が初参戦。2020年東京五輪マラソンでメダル獲得という競技人生最大の目標への第一歩とすることを誓った。前回覇者の押川裕貴(26)=トヨタ自動車九州=、今年の箱根駅伝3区3位の口町亮(22)=東洋大4年=らも出場する。スペシャルスターターは00年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(44)が務める。

 箱根路をにぎわした「3代目・山の神」が青梅路に初登場する。「20年東京五輪マラソンでメダル獲得という競技人生最大の目標に向けて、青梅マラソンは第一歩になります」。昨春、青学大を卒業し、コニカミノルタで実業団ランナーとして順調に成長している神野は強い思いを明かした。

 フルマラソンの登竜門が青梅マラソン30キロだ。例年、大会同日に熊本でも伝統的な30キロレースが行われる。熊本のコースの方が好記録が出やすいが、神野はあえて高低差85・8メートルの難コースを選んだ。「熊本の30キロは30キロのためのレースになってしまう。しかし、青梅の30キロは42・195キロにつながる。速さより強さが求められるタフなコースです」と理路整然と話す。

 競技面以外でも、青梅にひかれる理由がある。「過去の大会を動画で見ました。折り返した後、先頭集団を多くの市民ランナーが応援してくれる。ものすごいパワーをもらえると思う。レースが楽しみです」と笑顔で話す。エリートランナーも市民ランナーも同じ走る仲間。10、30キロ合わせて約1万9000人が参加する市民マラソンの祭典を神野は楽しみにしている。

 楽しむと同時に極限まで苦しむ覚悟を持つ。「厳しい戦いになると思うが、勝ちにこだわる。その上で記録も狙いたい」ときっぱり。コニカミノルタの先輩、伊藤正樹(27)が13年に作った大会記録(1時間30分21秒)がターゲットだ。さらには81年大会でオープン参加の瀬古利彦(現DeNA総監督)がたたき出した参考記録(1時間29分32秒)も視野に入れる。「伊藤さん、そして、瀬古さんの記録も頭に入れながら走ります」。36年も破られていない伝説の記録を更新した時、神野は「青梅の神」という新しい称号を得ることになる。(竹内 達朗)

 ◆神野 大地(かみの・だいち)1993年9月13日、愛知・津島市生まれ。23歳。神守中1年から陸上を始める。2012年、中京大中京高から青学大に入学。箱根駅伝は2年時に2区6位。3年時は5区1位で金栗四三杯(MVP)を受賞、母校初優勝の立役者となった。4年時は5区2位で連覇に貢献。16年に卒業し、コニカミノルタ入社。1万メートルベスト記録は28分17秒54。家族は両親と兄。165センチ、45キロ。

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