神野大地、青梅マラソンから東京五輪へ第一歩「雪で中止だけは困ります」

2017年2月17日6時0分  スポーツ報知
  • 30キロの部に出場する神野大地は、好タイムでの優勝を誓った

 ランナーの祭典の「元祖」と呼ばれる青梅マラソンは19日、全国各地から1万9000人(30キロの部1万5000人、10キロの部4000人)が参加して今年も華々しく開催される。スポーツ報知では第51回大会の注目選手を3回連載。第1回は「3代目・山の神」から「日本マラソン界のホープ」へ進化した神野大地(23)=コニカミノルタ=。

 箱根の山を制した神野は、青梅路をステップに世界を狙う覚悟だ。

 「2020年東京五輪マラソンでのメダル獲得が、競技人生最大の目標です。青梅マラソンの30キロを勝つことが、その第一歩。記録も出せれば第二歩、第三歩になる。積極的に走ります」

 青学大時代、箱根駅伝5区で激走し「3代目・山の神」と呼ばれたランナーは気力が充実。コニカミノルタの先輩の伊藤正樹が13年に作った大会記録(1時間30分21秒)、さらに1981年にオープン参加した瀬古利彦(現DeNA総監督)が出した伝説のコース記録(1時間29分32秒=参考記録)への挑戦に意欲を示した。

 5日の香川丸亀国際ハーフマラソンは、1時間1分4秒の自己ベストで日本人トップの5位。大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)、設楽悠太(ホンダ)、村山紘太(旭化成)の16年リオ五輪長距離代表をまとめて破った。成長を続ける23歳は12月の福岡国際で、マラソンに初挑戦する意向を固めている。「マラソンにつながる30キロにしたい」と強い口調で語った。

 好調の神野が唯一、心配していることがある。「青梅マラソンは雪で中止になったことがありますよね(過去3回)。今季は青梅を最大の目標にして練習してきたので、中止だけは困ります」と厳しい表情だ。ただ、その直後に人なつっこい笑顔で「それは参加者全員が同じ思いですよね!」と続けた。日本マラソン界のホープも市民ランナーも同じ走る仲間。大丈夫、空に願いは通じている。19日の天気予報は「晴れ時々曇り」。絶好のマラソン日和だ。(竹内 達朗)

 ◆神野 大地(かみの・だいち)1993年9月13日、愛知・津島市生まれ。23歳。神守中1年で陸上を始める。中京大中京高を経て2012年、青学大入学。箱根駅伝は2年で2区6位。3年は5区1位で金栗四三杯(MVP)を受賞。母校を初Vに導いた。4年時は5区2位で連覇に貢献。昨年卒業してコニカミノルタ入社。家族は両親と兄。165センチ、45キロ。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
その他
今日のスポーツ報知(東京版)