【青梅マラソン】高橋尚子さんが思い出の青梅路で見せた数々の神対応

2017年2月19日17時5分  スポーツ報知
  • 市民ランナーと一緒に走る高橋尚子さん

 第51回青梅マラソンが19日、東京・青梅市の日本陸連公認コースで行われた。30キロの部で、スペシャルスターターを務めたシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(44)がコース上で数々の“神対応”を見せ、市民ランナーを喜ばせた。

 10キロの部では、最後尾からスタート。4キロ地点で折り返して多くのランナーを追い抜くと、ゴール地点に先回り。約30分間、約1000人とハイタッチした。30キロの部ではスターターを務めた後に、最後尾からスタート。こちらは約11キロ地点で折り返すと、同様にゴール地点に走って戻って1000人以上とハイタッチ。「もう最後だよ。頑張って~」。約40分も声を枯らし続けると「私の声が最後まで続いて良かった」と笑った。

 時間制限内にゴールできなかったランナーの手を握って一緒にゴールしたかと思えば、足がつって転倒したランナーをケアする場面も。レース後には、ロープ外の大勢のファンともハイタッチを繰り返した。「Qちゃんに会えて良かった」。「Qちゃん、ありがとね」。肌寒い北風が吹いた青梅に、笑顔の輪が広がった。

 高橋さんにとって青梅路は、忘れられない場所だという。2000年シドニー五輪で金メダルを獲得。同10月には国民栄誉賞を受賞した。しかし同年冬、週刊誌などでバッシングを受けることになる。

 「バッシングを受けていた中、初めて出場したのが2001年(2月)の青梅マラソンでした。不安もありましたが、青梅の方々は応援してくれた。そのおかげで(当時30キロの)国内新記録で走ることができました。あの応援があったから、一歩を踏み出せた。いつでも青梅の人は温かいんです」。15年以上経った今も、感謝の気持ちは忘れていない。金メダリストの純粋な思いはランナーに、沿道のファンに確実に届いたはずだ。

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