サニブラウン、海外拠点に「地上最速目指す」

2017年3月2日13時50分  スポーツ報知
  • 取材に応じた陸上男子短距離のサニブラウン

 陸上の15年世界ユース(コロンビア)で短距離2冠のサニブラウン・ハキーム(17)=東京・城西高=が2日、都内で取材に応じ、高校を卒業して迎える新シーズンへ意気込みを新たにした。今秋のフロリダ大進学を控え、今季は主にオランダなど海外を拠点に練習する計画だ。「地上最速を目指していこうと思う」と堂々宣言した。

 代表入りが期待された昨夏のリオ五輪は、大会直前の6月に左太ももを痛めてスタートラインに立てなかった。「けがをして1、2日間は何も考えられなかった。目標としていたことが全て出来なくなって残念だな、と。ただ、けがをして学んだことも多い」。けがをきっかけに、練習以外での体のケアに人一倍気を使うようになった。お風呂の後にはソフトボールを使い、入念に筋肉をほぐす。痛感した日々の積み重ねの重要性を、1つ1つ実践している。「今年は、けがなく健康体で終えることが1番の目標」と話す。

 今秋の米フロリダ大進学が決まっているが、入学までは同大のコーチに指導を受けられないルールがある。そのため、今年初めから入学までオランダ・アーネムに拠点を置き、オランダ代表チームなどと練習している。「足の運びが流れていたり、まだ自分の走りはダメなんだなと感じている。元々体もかたいので、柔軟性を高めるストレッチをやってみたり」。

 競技面だけでなく、語学力にも磨きをかけている。練習をともにする外国人選手とは、主に英語でコミュニケーションをとっている。フロリダ大進学を見据え、言葉の壁は重要な課題だったが「そつなく話せて溶け込めていると思う。電車やバスも自力で乗れるし、レストランにだって行ける。現段階としては、良い方向に向かっている」と胸を張った。

 今年の一大目標は、17年ロンドン世界陸上。100メートルと200メートルで代表入りを目指す。そして3年後には、20年東京五輪。「自分が出ているイメージがなくて、本当に東京で五輪があるんだなって実感がわかない。でも、出られたら本当に最高かなって思う」。日本陸上界の大器は海外でもまれ、たくましい成長曲線を描く。

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