山梨学院大「第3の男」永戸、ハーフ7位!東京マラソン日本人トップ・井上先輩から刺激

2017年3月6日7時36分  スポーツ報知
  • ゴールと同時に倒れ込む選手もいるなか、7位入賞を果たした永戸

 ◆陸上 日本学生ハーフマラソン選手権兼ユニバーシアード日本代表選考会(5日、陸上自衛隊立川駐屯地スタート~国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)

 今年の箱根駅伝で3区9位の山梨学院大・永戸聖(しょう、2年)が1時間2分52秒の7位でゴールした。山学大勢の入賞は、先月の東京マラソンで日本人最高の8位に入った井上大仁(ひろと、24=現MHPS)以来4年ぶり。永戸は同学年のドミニク・ニャイロ、新主将の上田健太(3年)に続く“第3の男”として存在感を見せた。レースは今年の箱根駅伝2区区間賞の鈴木健吾(神奈川大3年)が大会新記録の1時間1分36秒で制した。

 全身の力を振り絞り、歓声のなか永戸がゴールに飛び込んだ。1か月前に出した自己ベスト(1時間2分37秒)には15秒及ばなかったが、この大会では山学大勢最高タイムを記録。箱根出場選手の意地を見せた。

 この日は快晴。スタート前から気温が上がるなか、前半からハイペースのレースとなった。永戸は「想定以上の速さだったけれど、なんとか足を使うことができた」とトップ集団にくらいつき、最後まで前を目指した。後半はアップダウン続くコースに苦しみ、ラスト4キロでは順位を落とし上位3選手に与えられるユニバーシアード(8月・台北)出場は逃すも、最後まで勝負にこだわる走りを見せた。

 先輩に刺激を受けた。2月26日に行われた東京マラソンで4学年上の井上が日本人最高順位で世界選手権(8月・ロンドン)出場を確実にした。テレビ観戦した永戸は「自分の先輩だと思うと本当にうれしかった」。その井上が4年前に記録したタイムを6秒上回る結果を「何とかコースに対応できた」と振り返った。

 箱根駅伝後も2月の丸亀ハーフ(香川)で自己ベストを更新するなど調子は上向き。上田誠仁監督(58)も永戸を「安定してきた。ニャイロや(上田)健太に続く存在になっている」と第3の男として評価。副主将にも就任し「走りでチームを引っ張りたい」とエースの自覚も備わった。

 この日のコースは10月の箱根予選会でも使用する。「まだ最後まで走り切る力がない。スタミナとスピードを鍛え、予選会ではチームがトップ通過するよう力と自信をつけたい」と永戸。7か月後の厳しい戦いに向け練習を重ねる。(大津 紀子)

 ◆永戸 聖(ながと・しょう)1997年1月13日、盛岡市生まれ。法学部2年。盛岡工で本格的に陸上を始め、山梨学院大では今年度駅伝デビュー。出雲(5区3位)全日本(6区5位)箱根(3区9位)と全てに出場し1ケタ順位と好走。1万メートルの記録は29分6秒89、5000メートルは14分5秒73。身長163センチ、体重49キロ。趣味はゲームと卓球、ショッピング。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
その他
今日のスポーツ報知(東京版)