猪木議員のパキスタン平和の祭典が無期延期「情勢悪化で選手、観客の生命の安全が保全されない」

2017年3月18日12時56分  スポーツ報知
  • 猪木参院議員

 アントニオ猪木参院議員(74)が計画していた「猪木世界平和プロジェクト ファイト&ピース イン パキスタン」(3月23日)が無期延期になったことが猪木氏の公式フェイスブックで発表された。

 パキスタン大会は、パキスタンとインドの国境の町、ワーガで開催予定だった。ワーガは、1947年にインドとパキスタンが分離独立し、東半分がインド、西半分がパキスタンに属することになったことから、国境は「アジアのベルリンの壁」と呼ばれていると話題になっていた。

 発表は17日付で、主催社のコーラルゼットによるもの。パキスタンの情勢悪化が理由だ。大会拠点の都市ラホールで、2月13日に自爆テロが発生し、少なくとも69人以上が死亡、341人以上が負傷。23日にも同市でテロ事件が発生し、爆発で8人が死亡し、21人が負傷したという。日本の外務省もこの事件を受け「パキスタン:ラホール市内での爆発に関する注意喚起」を発表し、現地の代理人からも大会の中止を勧められたという。

 「大会準備のデッドラインである10日前の3月13日時点迄に正式な軍の開催許可は得られませんでした。軍隊による警備が得られないと選手、スタッフ、観客の生命の安全が保全されない事を考慮し、記者会見まで行った大会であり甚だ遺憾で、断腸の思いではありますが、大会に参加する選手、スタッフ、観客にテロ等の危機が及ぶ可能性を完全には払拭出来ず、そのような状況での大会開催は現時点では不可能であると判断し、大会の無期延期を決定した事をお伝え致します。申し訳ございません。ご理解の程をよろしくお願い致します」と説明している。

 あくまでも中止ではなく、無期延期とし「印パ国境での世界平和の為の大会開催という目標は継続して持ち続け、パキスタンの当該地域の治安状況に注視し続けてゆく所存であります」と猪木氏の不屈の思いを代弁している。

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