「慶応箱根駅伝プロジェクト」始動…保科光作氏を専任コーチに招へい

2017年3月28日19時57分  スポーツ報知
  • 第70回大会(写真)以来の箱根駅伝を目指し「箱根駅伝慶応プロジェクト」が始動

 1920年の第1回箱根駅伝に出場した伝統校の慶大が28日「慶応箱根駅伝プロジェクト」と題して、長距離種目の強化を図ることを発表した。4月から日体大OBで日清食品グループでも活躍した保科光作氏(32)を長距離専任コーチに招へいし、1994年の第70回大会以来の復帰を目指す。

 慶大はリオ五輪400メートルリレー銀メダルの山県亮太(24)=セイコーホールディングス=を輩出するなど短距離部門では活躍しているが、駅伝チームは長らく低迷。箱根路は94年大会以来、23年も遠ざかっている。第1回大会に出場した4校のうちの一つで“箱根オリジナル4”と呼ばれる伝統校が復権に向けて本気で動き出した。

 箱根駅伝コースから近い湘南藤沢キャンパス内に医学、生理学、情報技術(IT)などを駆使した「ランニングデザイン・ラボ」を設け、現場をサポートする。さらに慶応高など付属高とも連携。一定の競技力を持つ選手は大学の練習にも参加する。

 国内トップレベルのブランド力は全国の有力高校生の勧誘にも大きなプラス。今年の箱根駅伝で完全優勝し、史上初の大会3連覇と年度3冠を同時達成した青学大の原晋監督(50)は「私も青学というブランド力に助けられることは多い。慶大が大学を挙げて本気でやれば強くなるでしょう。将来、青学大のライバルとなる可能性もある」と話している。

 昨年の予選会では28位に終わるなど低迷しているが、今後は飛躍する可能性は大きい。2019年の第95回大会、あるいは24年の第100回の記念大会では出場校の増枠が見込まれている。強化期間を考慮した場合、慶大は100回大会の復活が現実的な目標となりそうだ。

 ◆保科 光作(ほしな・こうさく)1984年8月31日、宮城県生まれ。32歳。2003年に東北高から日体大に入学。箱根駅伝は1年2区9位、2年3区6位、3年2区3位、4年2区4位。07年に卒業後、日清食品グループに所属。10、12年の全日本実業団駅伝優勝に貢献した。15年に現役引退。その後は同チームなどでコーチを務めた。

 ◆慶大競走部 1917年創部。箱根駅伝には20年の第1回大会に参加(最下位の4位)。32年大会で唯一の優勝を果たしている。出場は30回。主なOBは男子マラソンで28年アムステルダム五輪6位、32年ロス五輪5位の津田晴一郎。2016年リオ五輪男子400メートルリレー銀メダルの山県亮太ら。練習拠点は横浜市の日吉陸上競技場。早大、明大など伝統校と同様に陸上競技部ではなく、競走部を正式名称としている。

箱根駅伝
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