異色の名将・吉沢氏、札幌国際大女子駅伝監督に 陸上経験なしも群馬女子短大付高で全国制覇

2017年4月7日8時0分  スポーツ報知
  • 飛躍を誓う札幌国際大女子駅伝チーム(後列左端が吉沢監督)

 札幌国際大に今春、男女駅伝部が誕生した。女子は群馬女子短大付高(現・高崎健康福祉大高崎)を1990年全国高校駅伝女子優勝に導いた吉沢賢二監督(64)、男子も田村高(福島)を98年同駅伝女子制覇に導いた下重庄三監督(59)が就任。創部1年目で北海道大学駅伝(8月19日、札幌)アベックVを達成し、全日本大学駅伝(女子10月・宮城、男子11月・愛知、三重)出場、将来は全国強豪を目指す。

 異色の経歴を持つ名将が、熟練のタクトで、本道大学駅伝の新時代を演出する。札幌国際大女子駅伝部の指導を開始した吉沢監督は「大学の期待に応え、道内高校選手の新たな受け皿となり、北海道から全国区を目指したい」と抱負を口にした。

 自身の陸上選手経験はないが、拓大卒業後、赴任した群馬女子短大付で75年から陸上部監督に就任。「やる気、勝つ気、馬力。体・心・技」をスローガンに最新の体幹、サーキットトレなどを導入。全国高校女子駅伝に7回導き、第1回(89年)5位に続き、第2回に全国制覇。第4回(92年)も7位入賞した。

 個人種目でも女子800メートル元日本記録保持者で日本選手権5連覇の新井文子、日本選手権・女子400メートルを高校生で制した久保田和恵らを育てた。01年に校名変更、男女共学になった後は、野球部部長も務め12年センバツ甲子園4強も経験した。

 名将のもとに集まった第1期生部員も意欲旺盛だ。帯広農高出身の千頭(ちかみ)可奈主将と番場美紅は、下音更中で全国中学駅伝を経験。「大学では1年目から全日本大学駅伝に出場、歴史を作りたい」と口をそろえた。

 青森山田高出の中村愛梨、群馬・沼田女子出の星野莉子ら本州の強豪高からも加入。弘前実高出の青山伶緒の目標は、同郷(青森・板柳町)出身の福士加世子だ。

 さらに台湾からの留学生・張佳蓉(チョウ・カヨウ)は「この大学で力を付け、将来は台湾代表を目指したい」と目標を口にした。

(小林 聖孝)

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