大橋悠依、400個メドレーでリオ銅超えタイム!日本新を3秒24更新

2017年4月15日5時0分  スポーツ報知
  • 女子400メートル個人メドレーで優勝し、表彰式で笑顔を見せる大橋悠依(カメラ・酒井 悠一)

 ◆競泳 世界選手権代表選考日本選手権第2日(14日、名古屋市ガイシプラザ)

 東京五輪へ遅咲きの新星が現れた。女子400メートル個人メドレーで大橋悠依(ゆい、21)=東洋大=が昨年のリオデジャネイロ五輪3位に相当する4分31秒42の日本新記録で初優勝し、今夏の世界選手権(ブダペスト)の代表入りを決めた。五輪では2000年シドニー大会銀メダル、世界選手権では98年銅メダルの田島寧子を最後に日本勢が表彰台が遠ざかっている種目で、メダル候補の誕生だ。

 前半から飛びだし、最後までぶっちぎった。大橋のタイムに会場がどよめいた。「うれしい気持ちとびっくりした気持ち。タイムが出るなという予感はあったけど、まさか31秒台とは」。日本記録を3秒24更新する4分31秒42は、リオ五輪銅メダルに相当する好タイム。同種目リオ五輪金メダルの萩野と同じ平井伯昌コーチに師事する、女優の竹内結子似の美人スイマーが大仕事をやってのけた。

 「よく言えば優しい。悪く言えば気分屋」(平井コーチ)。練習や試合でナーバスになることが多かった。大学1年の時は筋力不足。活躍する同期と自分を比べ、落ち込んだ。2年は貧血でタイムが出ず。周囲は水泳をやめるんじゃないかと心配したほどだった。貧血解消へ、あさりをとるなど食事を改善。他人ではなく、自分のタイムと向き合うようにもなった。脱気分屋で、昨年の日本選手権3位の飛躍を呼び込んだ。「今日は自分を信じてレースに臨めた」

 173センチの長身を生かした大きな泳ぎが魅力だ。筋力アップにより、大きなストロークでテンポを上げられるようになった。3月にスペインで初めての高地合宿を経験した。苦手だったバタフライの強化にも成功。大会前に平井コーチから「31秒出るかも」と言われていたが、「1割も信じられなかった」と本音をポロリ。世界選手権の派遣標準を切り、大学4年生にして初めて世界の大舞台に臨む遅咲きの21歳は「決勝に残って、決勝でいいところで泳げるように頑張りたい」と気合を入れた。

 萩野、瀬戸ら男子が世界のトップで活躍する400メートル個人メドレーで、女子にも東京五輪の星が現れた。平井コーチは「金までいくかわからないが、いい色のメダルを狙えると思う」。大橋も「今のレースをすれば決勝で戦える。近づいている」。クイーン・オブ・スイマーへの挑戦は続く。(高木 恵)

 ◆大橋悠依(おおはし・ゆい)

 ▽生まれ 1995年10月18日、滋賀県・彦根市。滋賀県立草津東高、東洋大4年。

 ▽主な戦績 16年アジア選手権、200メートル個人メドレー1位。400メートル個人メドレー3位。

 ▽性格 平井伯昌コーチによると「気の優しい子」

 ▽趣味 音楽鑑賞。ジャニーズ・嵐のファン。リーダーの大野智が好き。

 ▽好きなこと 踊ること。曲が流れればすぐ踊り出す。

 ▽サイズ 173センチ、55キロ。

 ▽2017年の誓い 今年の抱負に「姿勢を良くする」とし、元日にお参りした神社の絵馬には「心願成就 世界選手権2017の代表権を獲得する!!!」と記した。

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