谷井孝行、50キロ競歩の魅力伝える…五輪存続署名に感謝

2017年4月15日19時4分  スポーツ報知
  • 全日本競歩輪島大会へ意気込んだ男子50キロの(左から)谷井孝行、荒井広宙、森岡紘一朗

 8月のロンドン世界陸上選考を兼ねた競歩の全日本輪島大会男子50キロの有力選手が15日、石川・輪島市内で前日会見に臨んだ。

 男子50キロ競歩は、競技時間の長さや女子が開催されないことなどから、20年東京五輪からの除外が検討され、13日の国際陸連で否決されて存続が決まったばかり。15年北京世界陸上銅メダルの谷井孝行(34)=自衛隊=は「東京までは存続と決まったが、根本的な問題は解決していない。また必ずこういう話は出てくる。より50キロの魅力をアピールするしかない。言葉で発信したり、魅力を語ったりする取り組みが大切」と語った。

 谷井が除外の可能性を知ったのは、今月上旬。オーストラリア人選手から、SNSを通じて受け取ったメッセージがきっかけだった。すぐさま森岡紘一朗(32)=富士通=、荒井広宙(28)=自衛隊=ら有力選手と情報を共有。海外選手を中心に立ち上がったインターネット上での署名活動に参加することに決めた。谷井はツイッターや無料通信アプリの「LINE」でも情報拡散に尽力。署名は全世界で約1万人を集め、存続の一助になった。「50キロの魅力は、やっている自分達が一番分かっている。歴史の長い種目なので、自分達のところで止まって次につなげられなかったとしたら、寂しいし悔しい。多くの方に反対に賛同してもらい、感謝したい」とかみしめた。

 谷井は今大会で日本人トップになれば、ロンドン世界陸上代表に即内定する。34歳のベテランは「世界大会でメダルを狙えるチャンスはもう少ないから、代表権は確実にとりにいきたい。タイムにはこだわらず、サバイバルレースになっても良い。一歩一歩成長した先に、東京五輪があれば良い」と見据えていた。

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