男子マラソン代表選考レース出場権に厳しいタイム設定!参加者は15人前後に!?

2017年4月18日5時0分  スポーツ報知
  • 13年福岡国際での川内

 一発勝負で行われる20年東京五輪マラソン代表決定レース(19年秋予定)が、最少で15人前後の“少数精鋭選考”となることが17日、関係者の話で分かった。

 選考会の出場権を得るための1次選考レースは今夏から19年春まで開催されるが、男子の場合、福岡国際、東京、びわ湖毎日など冬マラソンは2時間11分0秒、夏マラソンの北海道は2時間13分30秒が決定レースの参加標準記録になるという。女子も同様に厳しい記録が設定される見通しで、選手に一層の奮起が求められる。選考方法は18日に発表。

 東京五輪の代表決定レースは、“狭き門”となるのか。1次選考レースで求められる男子の参加標準記録が、冬開催のマラソンで2時間11分0秒、夏開催で2時間13分30秒となる方向で調整されていることが判明した。この基準を16年リオ五輪に当てはめた場合(1次選考期間は13年夏~15年春)、参加資格を得た選手は16人となる。17年ロンドン世界陸上や18年アジア大会の上位者も資格を得るが、増えても数人。女子も同様に厳しい参加標準記録が設けられる見通しとなっている。

 一見厳しい設定タイムは、日本陸連側の“ゲキ”に他ならない。2月の東京では、初マラソン設楽悠太(25)=ホンダ=が中盤まで日本記録(2時間6分16秒)を上回るペースで快走。今夏のロンドン世界陸上代表からは漏れたが、2時間9分27秒でまとめて高い適性を示した。高岡寿成氏が日本記録を出してから、約15年。五輪メダルも、92年バルセロナ大会以来遠ざかったまま。今後も設楽のような若手が設定タイム切りを狙って数多く台頭しなければ未来はない。陸上関係者も「リオ五輪の競技レベルにとどまっていたら、15人ほどしか出られない。東京に向け、30人は参加標準を突破してほしい」と期待している。

 また、最終選考大会のコースは五輪本大会同様となる見通し。日本陸連の瀬古利彦・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)は「希望は東京(開催)。(警備問題など)クリアしなければいけない点も多いけど、五輪のシミュレーションにもなるし、一番良いかな。指導者や選手の気持ちも高まる」と話している。建設中の新国立競技場の完成は19年11月末が見込まれており、近隣の神宮外苑が発着点の代替候補となりそうだ。選考の詳細は18日に正式発表予定。日本マラソン界の夜明けへ、まずは選手側にハードルが課された。

 ◆男子マラソンの有力勢 今夏のロンドン世界陸上代表には、川内優輝(30)=埼玉県庁=、中本健太郎(34)=安川電機=、井上大仁(24)=MHPS=の3選手が内定した。3年後の東京五輪へは、設楽悠太、木滑良(26)=MHPS=、神野大地(23)=コニカミノルタ=、村山謙太(24)、村山紘太(24)=ともに旭化成=ら若手実業団選手が伸び盛り。大学生にも下田裕太(21)=青学大=、鈴木健吾(21)=神奈川大=、リオ五輪3000メートル障害代表の塩尻和也(20)=順大=ら有望株がそろう。

東京五輪
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