瀬古リーダー、選手に猛ゲキ!「今日から強化していって」…お家芸マラソン復活へ新選考方式

2017年4月19日6時0分  スポーツ報知
  • 選手の選考について話す日本陸連の瀬古利彦・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(右は尾県貢専務理事)

 日本陸連は18日、都内で20年東京五輪マラソン選考方針を発表した。一発勝負で男女2枠を争う「マラソングランドチャンピオン(GC)レース」を創設して選考するのが目玉。予選にあたるGCシリーズは今夏の北海道から始まる。従来の方式を大きく転換。条件を明確にし、長期的な強化も狙う。

 お家芸復活の一歩が刻まれた。約3年をかけて代表を選ぶ新方式には、選考過程の透明化だけでなく、長期的な強化で戦力を底上げする狙いも込められている。瀬古利彦・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)は「一日一日がもったいない。今日から強化していってほしい」と選手にゲキを飛ばした。

 従来は選考レースで一度好走すれば五輪代表入りの可能性があったが、新方式ではGCシリーズとGCレースの最低2本は好成績をそろえないと切符にはたどり着けない。「ポッと出というか、何の経験もないまま大きな大会を迎えることを危惧している。最低(五輪含め)3回はやっていただきたい」と瀬古リーダー。

 92年バルセロナ五輪の森下広一は91年別府大分毎日、92年東京国際を2連覇し、3レース目の五輪で銀メダル。野口みずきも02年名古屋国際女子、03年大阪国際女子を制し、3レース目の03年パリ世界陸上で銀。4レース目のアテネ五輪で金メダルに輝いた。一発選考の要素を取り入れて調整能力や勝負強さを要求した上で、複数レースで安定した成績を続けることも求めた形だ。

 8月のロンドン世界陸上、そして北海道(27日)と、五輪の約3年前から選考の第1段階が始まる。男女代表2枠が決まるGCレースは、19年9月以降を予定。都庁や警察などと調整の上、五輪本大会と同様のコースで開催を目指す。河野匡・長距離マラソンディレクター(56)は「(新方式は)結果で判断されると思っている。(仮に不振の場合)東京五輪が終わった8月9日に何も会見がなければ、逃げたと思っていただいていい」とまで言い切った。陸連は腹をくくった。次は、選手が覚悟を決める番だ。(細野 友司)

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