萩野、新主将就任!理想のキャプテン像・松田丈志さん手本に「世界で戦って行く集団を作る」

2017年4月20日6時0分  スポーツ報知
  • 主将就任が決まり笑顔で抱負を語る萩野

 水泳の世界選手権(7月、ハンガリー・ブダペスト)日本代表が19日、都内で合宿を公開し、男子主将に個人種目で3つの代表権を獲得した萩野公介(22)=ブリヂストン=が決まった。12年ロンドン五輪で銀と銅のメダルを獲得した松田丈志さん(32)を理想のキャプテン像とし、結果と熱い言葉でチームを引っ張る決意を示した。女子の主将は400メートル個人メドレー代表の清水咲子(24)=ミキハウス=が選ばれた。

 萩野が名実ともに日本競泳界のリーダーになる覚悟を決めた。7月の世界選手権に出場する日本代表の主将に就任。「世界で戦って行く集団を作る」と力を込めた。今回の日本代表は16歳から27歳まで幅広い顔触れが集まったため、「選手間ミーティングを何回もやって、みんなでチームを作り上げる」と意気込んだ。

 理想像は12年ロンドン五輪で主将を務め、男子200メートルバタフライで銅メダル、男子400メートルメドレーリレーで日本初の銀メダル獲得した松田丈志さん。自身が初めて出場した五輪の主将で「掛けてくださった言葉も多く、一番印象に残っている」存在だという。尊敬する先輩の背中を追いかけ、「丈志さんのように、俺の胸に抱きついてこい!というような、結果も残して、どしっと構えている主将になる」と誓った。

 平井伯昌監督(53)は「自分の成績だけではなく、どうやったら日本のチームが強くなるのかもっと考えて欲しい」と指摘。リオ五輪400メートル個人メドレー金メダルなど個人としての実績は十分だが「(チームを引き締める)雰囲気がほしい」と心技体の充実を求めた。04年アテネ、08年北京で史上初の五輪2大会連続2冠の北島康介さん(34)や松田さんが引退した日本代表に対し「練習の空気が少し軽い。集合した時に重心がない感じ」と不安を抱いているのも、主将に指名した理由だ。

 16年リオ五輪は金藤理絵(28)が女子として初めて主将となり、200メートル平泳ぎで優勝した。「金藤さんは最初、大丈夫か?という声があったが、発言がしっかりしてきて、最後は金メダルを取れた」と平井監督。主将の立場が萩野を、そして日本をさらに強くすると確信している。

 16年リオ五輪で副主将を務めた萩野は「繰り上がりですね」と謙遜しながら「競泳日本代表のキャプテンって相当、荷が重い」と覚悟を決めた。主将・萩野が過去最強の競泳日本を作り上げる。(小林 玲花)

 ◆競泳の日本代表主将

 役割は野球やサッカーの主将と基本的に同じで、ミーティングの開催、選手への助言などで監督を補佐し、チームをまとめる。人数は大会によって異なり、男女で計1人、また1人ずつになる場合も。顔触れはトップ選手が多く、個人の活躍がチームの発奮を促す傾向。北島さんが務めた08年北京五輪は、チームで計5個のメダル。12年ロンドン五輪は松田さんで、日本競泳陣は歴代2位タイの11個を実現。女子の金藤がまとめた昨夏のリオ五輪は、計7個を獲得した。

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