井上康生監督、代表合宿中に“異業種交流”で選手をリフレッシュ

2017年4月20日6時0分  スポーツ報知

 潮風が香る8畳ほどの陶芸教室。マッチョな柔道選手が、体を丸めながらうめき声を漏らしていた。柔道の男子日本代表の井上康生監督(38)は19日、神奈川・江の島で代表13選手を陶芸教室に参加させた。緻密な指先の動きが求められ、苦戦する選手も。12年ロンドン五輪男子73キロ級銀メダルの中矢力(27)=綜合警備保障=は、ろくろの動きに指先を合わせられず。茶わんが傾きかけると「うわー」とうめいた。

 井上監督によると、代表合宿中に選手に陶芸をさせたのは初。21日まで都内などで猛稽古を続ける選手をリフレッシュさせたい思いもあるが、一番の狙いは「自分にしか作れないものを作って欲しい」。創造性や集中力を高めることが、畳の上につながると力説した。

 昨夏のリオ五輪男子100キロ級銅メダルの羽賀龍之介(25)=旭化成=は、薄い茶わんを完成させ同監督をうならせた。「細かな技術が求められる。勉強になりました」と羽賀。井上監督はこれまでもレスリングや柔術などへ出稽古させ、技を磨かせてきた。「畳の上だけじゃ能力を最大限に引き上げられない」。20年東京五輪に向け、今後も“異業種交流”を続ける。(高橋 宏磁)

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