棒高跳び元日本王者の鈴木さん、オイスカ高陸上部監督で奮闘

2017年4月22日8時10分  スポーツ報知
  • オイスカ陸上部で指導をしている元日本選手権棒高跳びの王者・鈴木監督

 陸上の棒高跳びの元日本王者で、09年の世陸にも出場経験のある鈴木崇文さん(29)が、4月からオイスカ高の陸上部監督に就任して奮闘中だ。部員ゼロから地道な勧誘活動をして、現在は女子マネジャーを含めて6人。今後は現役を続けながら指導者の道を歩む。

 富士市生まれのジャンパーが、新たな世界に飛び込んだ。「教えるのは大変ですけど、社会人の経験を生徒たちに伝えられれば」。教員になってまだ1か月もたたず、試行錯誤の連続だが、かつて海上自衛隊に入隊していた熱血漢は、「いかにできない子に合わせるか」と、熱い志を抱く。

 富士宮北高時代は、全国総体に出場したものの、目立った成績はなかった。東海大に進学して頭角を現し、関東インカレでは4年連続表彰台に上った。社会人ではミズノに所属し、日本選手権でも優勝。東海大で教員資格を取り、4月からオイスカ高に赴任した。

 棒高跳び専用の施設どころか、運動場にはトラックもない状態だが、ゼロから陸上部を作っていく。まずは、自ら声をかけた生徒たちの体幹練習からみっちりと教え込む。「応援されるような部にしていきたい。そして、一人でも県大会に出させてあげたい」日本棒高跳びでトップを極めた男が、新天地で飛躍を誓う。(塩沢 武士)

 ◆鈴木 崇文(すずき・たかふみ)1987年5月25日、富士市生まれ。29歳。富士中2年から棒高跳びを始め、富士宮北高から東海大に進学し、4年時の09年、世界陸上のベルリン大会に出場。ミズノに入社し、10年日本選手権で優勝。同年アジア大会5位入賞。海上自衛隊に入隊後、東海大で教員資格を取り、今年4月からオイスカ高で保健体育を教える。自己記録は5メートル55。182センチ、70キロ。独身。

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