飯塚翔太が欧州遠征に出発「世陸へ弾みになるレースを」

2017年7月12日11時28分  スポーツ報知
  • 欧州遠征に出発した陸上男子短距離の飯塚翔太

 8月のロンドン世界陸上男子200メートル代表の飯塚翔太(26)=ミズノ=が12日、ワールドチャレンジ・マドリード大会(14日、スペイン)へ成田空港から出発した。先月下旬に体調を崩し、39度の発熱。5日間練習を休み、出場を予定していた南部記念(9日、札幌・厚別公園競技場)を欠場したが順調に回復した。「疲れが急にきてしまったけど、良い意味で休めた。無心で走って、スッキリ終われれば。世陸へ弾みになるレースをしたい」と意気込んだ。

 2連覇を狙った日本選手権(ヤンマースタジアム長居)の200メートルでは、20秒55で3位。初優勝したサニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=の勢いに屈した。「誰であろうと負けたくないので、すごい悔しかった。あんまり寝られなかったですね」と言いながら、飯塚は優しく笑った。18歳の急成長は嬉しくもあるからだ。

 飯塚が200メートルで圧勝し、リオ五輪切符をつかんだ1年前の日本選手権。当時、サニブラウンは直前の左太もも肉離れで五輪絶望となったばかりだった。そんな中、サニブラウンの名前を挙げて「ライバル達の存在が大きい。勝ちたいから、練習も頑張れた」と言った。気にかけてきた後輩なのだ。「やっぱり、自分1人だけ強くて気を抜いても勝てるようでは成長できない。気を抜けないライバルがいて、交互に刺激を与え続けるのは良いこと」と思いを新たにしている。

 今回のワールドチャレンジ・マドリード大会は「スピードを上げる感覚をかみ合わせたい。前半の入りが全て」と課題を胸に挑む。自己記録20秒11は日本歴代2位。本来の力を出し切れば、世陸ではサニブラウンや海外の有力勢に勝つ自信はある。「最終的に、自分が活躍すれば良い」。ロンドンの主役は譲れない。

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