初9秒台に「桐生記念」大会できる!? 報奨金最低100万円

2017年9月11日7時0分  スポーツ報知
  • 胴上げされる桐生

 ◆陸上 日本学生対校選手権最終日(10日、福井県営陸上競技場)

 9日の男子100メートル決勝で日本初の9秒台を出した桐生祥秀(21)=東洋大=の快挙を受け、本人の名を冠した大会が開催される可能性が10日、浮上した。7月の「トワイライト・ゲームス」(代々木公園陸上競技場)を主催する関東学連幹部が「大会に桐生の名前? 出てくれれば、そうなると良いですね」と話した。桐生は試合会場で一夜明け会見に出席。アジア記録(9秒91)や9秒8台を見据え、日本記録を更新し続ける決意を示した。

 悲願を果たした桐生の冠大会が生まれるかもしれない。トラック&フィールド種目の「トワイライト・ゲームス」を開催する関東学連幹部は「大会に桐生の名前? いいですね。もし彼が出てくれれば、そうなればいいですね」と前向きに話した。桐生自身は17年大会(7月23日)に出場し、10秒05の好記録。来年も参戦して日本記録を更新すれば、大きな注目を集めそうだ。

 関東学連は、東洋大在学中の日本記録樹立に対する報奨金も支給する方向。規定では金額に上限はなく、00年に女子砲丸投げで森千夏さん(国士舘大)が達成した時は50万円だった。桐生の金額は今後検討されるが、記録のインパクトを考慮し、最低でも100万円のビッグボーナスとなる見込みという。

 桐生は快挙達成から一夜明け、体への負担も考慮して200メートル準決勝は棄権した。世界126人目の9秒台スプリンターとなったが、まだ通過点。「まだ伸びしろはあると思う。さらに更新して、どんどん行ければいい」。今後は第1目標がオグノデ(カタール)のアジア記録9秒91になる。さらに、世界でも32人しかいない9秒8台への突入を視野に入れる。

 日本陸連科学委員会の分析により、9秒98で走ったレースの最高速度は9秒台の最低条件とされる秒速11・6メートルを上回る11・67メートルだったことも判明。ストライドも広がり、ゴールまでの歩数も従来の48歩から47・3歩に減った。土江寛裕コーチ(43)も「今回は(左太ももの張りで)記録が出る準備を全くしていない。きちんと準備をすれば9秒9台前半、9秒8台も難しくない」と後押しした。

 次戦はえひめ国体(10月)の滋賀県代表として400メートルリレーに参戦。来春の卒業後も東洋大に拠点を置き、プロ選手ではなく一般企業への就職を希望する。「9秒台を出しただけで満足する人は誰もいない。これから先、どう陸上を盛り上げていくか」と夢は大きい。

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