村上茉愛、女子個人総合初「金」へ予選首位通過「オトナの体操」

2017年10月6日7時0分  スポーツ報知
  • 笑顔で肩を組んで記念撮影する(左から)寺本明日香、村上茉愛、宮川紗江、杉原愛子(共同)

 ◆世界体操 第3日(4日、カナダ・モントリオール)

 女子予選の最終5班で演技した日本代表は、個人総合で村上茉愛(まい、21)=日体大=が4種目合計55・933点の首位で通過した。6日(日本時間7日午前)の決勝で1966年大会の池田敬子、2009年大会の鶴見虹子の銅メダルを上回る日本勢最高成績を目指す。

 杉原愛子(18)=朝日生命=も合計53・265点の9位で突破。種目別は村上が床運動2位、平均台8位、寺本明日香(21)=中京大=が平均台5位、宮川紗江(18)=セインツク=が跳馬6位で決勝に進んだ。

 村上が伸び伸びと力を出し切った。「うれしいですね。やっぱり1番は」。最初の平均台で全体8位の13・200点を出して流れに乗り、得意の床運動ではH難度の大技「シリバス(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)」に会場が沸いた。強豪・米国のスミスを0・001点上回り首位。「一番気持ちを入れたのが床。想像より点が出て(順位が)上に来た」と振り返った。

 成熟したオトナの体操だ。今季からルール変更により、Eスコア(出来栄え)の採点が厳格化。大会前に不調だった平均台を筆頭に、いかに精度を保てるかがカギだった。平均台は日体大監督の瀬尾京子コーチ(45)から「気持ちの余裕を持ったらうまくいく」と諭され、技の難度を下げて狙い通りに落下や大きな乱れを回避。ミスが目立った欧米勢に正確性で勝った。「自分はミスがなかったから上に行けた」。塚原千恵子・強化本部長(70)も「村上は減点が少なかった。(ミスをせずに)演技を通す力がある」と成長に目を細めた。

 補欠だった15年大会から2年で、すっかりエースの貫禄。6日(日本時間7日午前)の決勝で銀以上なら、女子で過去最高成績になる。予選の得点は決勝に持ち越さないため「まだ予選。気を抜かずに調整したい。細かいところを意識したらもっと上に行ける」と気を引き締めた。

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