内柴正人、刑期の満期迎える「今日がスタートです」

2017年12月15日21時8分  スポーツ報知
  • 刑期満期を迎え柔術の練習を行う内柴

 2014年4月に最高裁において準強姦容疑で懲役5年の実刑判決が確定していた柔道男子66キロ級で2004年アテネ五輪、08年北京五輪の2大会連続で金メダルを獲得した内柴正人(39)が15日午前0時に刑期の満期を迎えた。

 内柴は9月15日に仮出所した。以後、柔術の練習を開始。11月26日には神奈川県寒川町で行われたアマチュア柔術大会で柔術家として初めて試合を行い、青帯のミドル級(82キロ以下)無差別級の2階級で優勝した。

 満期を迎えたこの日は神奈川県座間市内の柔術道場「ALAVANCA」で練習を行った。仮出所からの3か月間で練習環境を整えてくれる支援者が現れ「やっと本格的にトレーニングと柔道と柔術の練習ができる環境ができました。それがちょうど昨日でした。今日がスタートです」と笑顔を浮かべた。

 仮出所した3か月間でネット上などで様々な声が書き込まれた。「申し訳ないんですが、テレビもネットも新聞も見ていません」という。その上で事件について「ボクの人生を生きているのはボクですから。その責任はこれまでの時間、ボクが責任を持って償ってきました」と明かした。

 今後は24日に都内で行われるアマチュア柔術大会に出場。さらに来年2月10、11日に初の国際大会となる「ヒクソン・グレイシー杯」(駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場)に参戦する。同大会には“400戦無敗の男”ヒクソン・グレイシー(59)も来場する予定でヒクソンとの顔合わせが実現する。

 柔術を指導する山田重孝氏(50)は来年にも世界大会に出場しトップを目指す方針を掲げている。しかし、内柴は「ハッキリ言って練習してないのに上を目指すって言うのは相手に失礼だし、ボクがボクに失礼。今までは努力をして色んな局面で助けられてきた。努力もしていないのに目標を言うのは失礼。中身がないのに目標を立てることはできない。ただ、今日から縛りがないので、できる限りの所、行けるだけの時間を使って基準となる試合に出てひとつの答えを出して目標を立てるのかどうなるのかを見つけたい」と出場する大会で全力を尽くし、その上で次の目標を見つけていく心境を明かした。

 事件を受けて全日本柔道連盟から永久追放処分を受けた。ただ、柔道の試合に出場したい気持ちも明かし「柔術をやって最終的には技術を高めて柔道のスキルが上がればいいと思う」とし、現時点で柔道の練習環境を与えてくれる支援者に「受け入れてくれる人に感謝して、少しでも受け入れてくれる所を増やして認めてもらうことを増やしていくことが今のやること」と地道に柔道界への復帰も模索していきたい気持ちも吐露した。

 満期日という節目を迎えた今。これからの人生を「人に感謝して、人のためになるようなことをしたい。そのためには自分の心と体が元気である必要があるんで、人のために生きれるような自分の心を作っていきたい」と誓っていた。

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