【箱根駅伝】駒大12位!落ちた常勝軍団、9年ぶり予選会に向け大八木監督「立て直す」

2018年1月4日7時0分  スポーツ報知
  • 必死の形相で平塚中継所に向かう駒大7区・工藤(右は8区・白頭)

 ◆報知新聞社後援 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)(3日、芦ノ湖―東京・読売新聞東京本社前、5区間=109.6キロ)

 2002~05年に箱根駅伝4連覇を達成した駒大は、7区のエース・工藤有生(なおき)駅伝主将(4年)が5キロ過ぎに左足に力が入らなくなり失速。区間14位に沈み、チームも総合12位で9年ぶりにシード権獲得を逃した。

 箱根駅伝総合優勝6度を誇る“平成の常勝軍団”駒大が、9年ぶりにシードを失った。10位・中央学院大に48秒及ばず総合12位となった直後、指導歴23年目の大八木弘明監督(59)は応援団に頭を下げた。「不本意な成績。もう1回立て直して強い駒沢をつくり直して、(コーチの)藤田ともども予選会に行きます」。高本主将や下級生らは悔し涙を流した。

 7区で起用したエースで、昨夏の台北ユニバーシアード・ハーフマラソン銀メダルの工藤駅伝主将のブレーキが響いた。「5キロ過ぎから左足の力が抜けて…」と、蛇行を繰り返した。12キロ付近では左太ももを手で何度も叩いたが回復せず区間14位。10位との差は2分17秒から4分9秒へ開いた。以前から出ていた症状で、体幹トレや針治療を行ったが効果はなかった。3年連続の2区ではなく、負担の少ない7区に変更したが、「シードを逃したのは自分の責任」と肩を震わせた。

 「男だろ!」などの猛ゲキで知られる熱血漢の大八木監督だが、「最近は変わった。優しくなった」と複数の他大学関係者が話す。選手が監督の近くで炭酸飲料を飲む姿を目撃したOBは、「自分たちの時代では考えられない」と変化に驚いたという。そんな優しさが万全でない工藤の起用に影響したのか、指揮官は「情が入ってしまった。若い時ならスパッと外していたかもしれない」と、判断の甘さを悔やんだ。

 9区区間2位の堀合は「来季は3年生で一丸となって下級生を引っ張っていきたい」と力を込めた。今大会経験者7人が残り、4日の朝練習から9年ぶりとなる今秋の箱根予選会へと再出発を図る。(榎本 友一)

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