鈴木康大は「いつもニコニコいい男」…カヌー代表の家族体質が裏目に

2018年1月10日7時30分  スポーツ報知
  • 選手の不祥事を受け、取材に応じた日本カヌー連盟の春園長公常務理事

 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は9日、昨年9月に石川・小松市で開催されたカヌー・スプリント日本選手権で、鈴木康大(やすひろ、32)=福島県協会=が小松正治(25)=愛媛県協会=のドリンクに禁止薬物を混入し、小松がドーピング違反で資格停止となっていた事実を公表した。

 カヌーでライバルの小松のドリンクに禁止薬物を混入した鈴木に対する周囲の一致した評判は「いつもニコニコして、しっかりあいさつもできる。非常にいい男」。16年には福島・二本松市で北京五輪カヌー代表の綾香夫人とともにスポーツジムをオープンしていた。薬物の金額はわずか1300円だったという。

 カヌーの日本代表クラスは国内外で強化合宿を繰り返し、1年の約3分の2をともに過ごす。選手同士、指導者同士とも非常に仲が良いという。10年広州アジア大会後、今回まで連盟が把握しているだけでも妨害行為は数件あった。だが内部犯行を疑う声は強くなく、選手への注意喚起にとどまっていた。「ファミリー体質も温床になったかもしれない」と話す連盟関係者もいる。

 過去には現金がなくなったケースもあり調査は続行中。鈴木の連盟処分は早ければ3月中に確定する。連盟は競技会にドリンクの保管場所を設けるなど再発防止策を練っていく構えだ。

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