被害者の小松、憧れの先輩の裏切り「直接本人の気持ちを聞きたい」カヌー薬物混入

2018年1月11日6時0分  スポーツ報知
  • 禁止薬物を混入されたことなどについて、取材に応じるカヌーの小松正治

 昨年9月のカヌー・スプリント日本選手権で飲み物に筋肉増強剤「メタンジエノン」を混入されてドーピング検査で陽性となり、その後暫定的な資格停止処分を解除された小松正治(せいじ、25)=愛媛県協会=が10日、日本代表の合宿が行われている石川・小松市内で取材に応じた。混入した加害者の鈴木康大(やすひろ、32)=福島県協会=へ「今は反省してほしい。直接本人の気持ちを聞きたい」とした。

 ◆小松に聞く

 ―信頼を裏切られる形になった。

 「報道されている通り、通知を受けて初めに連絡したのが鈴木選手だった。その分、ショックが大きかった。普段からプライベートでも仲良くしているから」

 ―鈴木はどんな存在か。

 「自分がカヌーを始めたころからトップ選手で、憧れだった。代表チームに入ってから仲良くしてもらって、いい先輩だった」

 ―心当たりのない陽性反応が出たことは。

 「パドルとかもなくなり、関係あるのかなっていう思いが心をよぎった。もしかしたら(薬物を)入れられたのかなっていうのはぴんときた。それが証明できなかったので、このままでは出場停止になってしまう焦りとショックが大きかった」

 ―早くこの件を忘れたいか。

 「忘れたいというより教訓にして、今後の競技生活に生かしたい」

 ◆禁止薬物混入問題 昨年9月のカヌー・スプリント日本選手権(石川・小松市)で鈴木が小松の飲み物に禁止薬物の筋肉増強剤「メタンジエノン」を混入。小松はカヤックシングル200メートルで優勝したがドーピング検査で陽性となった。小松は昨年11月、禁止薬物を混入されたほか、競技で使用する道具を盗まれたとする被害を石川県警に相談。同11月20日、鈴木は日本カヌー連盟関係者に違反行為を申し出た。連盟は鈴木を定款上最も重い除名処分とする方向で、県警も捜査に乗り出している。

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