カヌー禁止薬物混入問題で、連盟が全選手にカウンセリング 被害・小松選手も
スポーツ報知
昨年9月のカヌー・スプリント日本選手権で、鈴木康大(やすひろ、32)=福島県協会=が小松正治(せいじ、25)=愛媛県協会=の飲み物に禁止薬物を混入した問題で、日本カヌー連盟は15日、石川・小松市の代表合宿に理事の女性を派遣し、小松を含む男女全選手にカウンセリングを行ったと発表した。古谷利彦専務理事は「(心に)深い傷を負った選手もいるので、ケアのために行かせた。特に小松選手には慎重にしてもらった」と説明した。
この日は都内で常務理事会を行った。再発防止のため、専門家を置いて選手が使用しているサプリメントなどを逐一把握していくほか、3月下旬の海外派遣選手選考会(香川・坂出市)では監視カメラを設置するなど、対策を承認。近日中に、スポーツ庁などに経緯を改めて文書で報告する。