大学駅伝界の“横綱”青学大の原監督、稀勢の里に出場続行を期待

スポーツ報知
大学駅伝界の「横綱」青学大の原監督は稀勢の里に出場続行をすすめた(原監督提供)

 箱根駅伝(2、3日)で史上6校目の4連覇を果たした青学大の原晋監督(50)が18日、東京・両国国技館で行われた大相撲初場所5日目の取組を観戦。前頭2枚目・嘉風(35)=尾車=に押し倒しで敗れ、1勝4敗と苦しむ横綱・稀勢の里(31)=田子の浦=に出場続行を期待した。小学生の頃から大相撲好きの原監督は、前から3列目のたまり席で観戦。「稀勢の里には力強さを感じた。勝負勘が戻っていないだけではないか。プライドを捨てて、負け越してもいいから15番取ってほしい。出続けることで本来の力が戻ってくると思う」と熱く語った。

 箱根駅伝V4、最近4季の学生3大駅伝では11戦(14年出雲は台風で中止)7勝。大学駅伝界の“横綱”を率いる原監督は、自身のチームを例に挙げながら持論を展開した。「我々も負けることはある。いつか、シード権(10位以内)を逃すこともあるだろう。それでも戦いをやめることはしない。真の実力者は必ずはい上がる。今季も出雲駅伝(昨年10月)、全日本(同11月)も負けて苦しかったが、やるべきことをやった結果、大事な箱根駅伝では勝った。稀勢の里も、ぜひ、はい上がってほしい」とエールを送った。

 原監督は両国国技館内で、親交がある日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)と懇談。昨年から角界は元横綱・日馬富士関の暴行問題など苦境に立たされているが、原監督は「大相撲はやはり面白い。八角理事長には大相撲をさらに盛り上げてくれることを期待しています」と激励した。

 相撲観戦前には練習拠点としている相模原市のキャンパスで優勝報告会に出席。16日に東京・渋谷区の青山キャンパスで行われた報告会には約1000人の学生、教職員が集結。この日も約500人が祝福した。「青山キャンパスの報告会は緊張しました。いつも過ごしている相模原キャンパスはやっぱりいいですね」とあいさつし、学生から大歓声を浴びた。

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