内村航平、明光義塾の“ヘッドコーチ”就任

スポーツ報知
明光義塾ヘッドコーチ就任発表会でポーズを決める内村航平

 男子体操の内村航平(29)=リンガーハット=が22日、都内で行われた個別指導の学習塾「明光義塾」の“ヘッドコーチ”就任会見に出席した。明光義塾を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパンの田上節朗代表取締役社長は「内村さんには、シンボルとして就任していただいた」と内村とがっちり握手した。

 内村は「23日からオンエアされるCMで、新技をやっているので見てほしい」と話し、明光義塾が打ち出している教育界の新技「分かる」「話す」「身につく」の3つのポーズを披露した。

 明光義塾が、生徒が自分で考え、表現し、課題を解決する力を育てる新しい指導メソッド「MEIKO式コーチング」を打ち出しているが、内村はこの考え方に賛同。「もともと教えてもらうことが好きではない。コーチに引き出してもらうことが大事」と話し、昨年からコンビを組む1年後輩の佐藤寛明コーチとのエピソードを口にした。

 プロ転向直後の昨年4月の全日本個人総合選手権予選で4位と出遅れた。その時、佐藤コーチから「僕は予想していましたけどね」という言葉をかけられたという。このひと言が内村の闘争心に火をつけた。「引き出しやがったな、と思いました。僕の眠っていたものを引き出してくれた」と決勝では高得点を連発、10連覇を達成した。

 受験生へのアドバイスを尋ねられ「受験勉強は五輪や世界選手権に向けた練習に近いものがある。目標を見失わずにひたむきにやっていけば夢はかなう。不安がなくなるまで、がむしゃらに頑張ればいいと思う」とエールを送った。

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