大野、五輪連覇へ「圧倒的存在に」

スポーツ報知

 柔道のリオ五輪男子73キロ級金メダルの大野将平(26)=旭化成=が16日、奈良・天理市の母校・天理大で4月7、8日の全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)に向けた練習を公開した。五輪後は大外刈りを研究した天理大大学院の修士論文を優先。1月に提出後に本格的に稽古を再開したばかりだが「(状態は)1割もいってないが、自分の柔道を貫き、成長した部分も見せたい」と語った。

 ただ、見据えるのは目先の勝利ではなく、20年東京五輪での連覇だ。「圧倒的な存在になる」と長期計画を立て、「そこは稽古で膨大な時間を積み重ねるしかないが、どうやっていけばいいのかは理解している」と自信を見せる。近年は新技を取り入れる選手も多いが「僕は“大野スペシャル”とかは全然いらない。古き良き時代の柔道を畳の上で表現したい」。信念を持って、連覇へのステップを踏んでいく。(林 直史)

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