障がい者陸上チームがファッションショー 臼井二美男氏「明るい気持ちになってくれれば」

スポーツ報知
義足を身に着けたヴィーナスたち

 障害者陸上チーム・スタートライン TOKYOによるファッションショーが18日、東京・中野区で開催された。

 Eテレ「バリバラ」でMCを務めているパラリンピック陸上日本代表・大西ひとみ(スタートライン TOKYO)、折茂昌美さん、須川まきこさん、石川亜由美さん、小松茉奈美さん、湯口英理菜さんがマシンガンや黄金に輝くなどの義足を身にまとい、ランウェーを闊歩(かっぽ)した。

 中野区のマラソン大会に合わせたイベントとして開催され、立ち見も出るなど200人近くの観客が集まった。

 スタートラインの代表で日本を代表する義肢装具士の臼井二美男氏は「パラリンピックに向けた応援も含めて開きました。アスリートだけではなく、アート、ファッションにも興味を持ってもらいたい。まだまだ明るい気持ちになれない障害を持った人も多いので、明るい気持ちになれる人が増えてくれたら」とイベントの狙いを語った。

 中野区出身の大西は「さすが中野というか、サブカルの街として、お客さんのノリや反応も良かった。楽しくできました」と語り、2020年東京パラリンピックへ向けて「自国開催は自国の選手が強くないと盛り上がらない。あと2年かけて、日本の皆さんが見たいと思えるようなパフォーマンスを発揮できる選手になっていきたい」と決意を語った。

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