MGC&アジア大会出場権持つ野上恵子、1万メートル3位もマラソンへ収穫…兵庫リレーカーニバル

スポーツ報知
兵庫リレーカーニバルの女子1万メートルで3位に入った野上恵子(中、十八銀行)。左は優勝した阿部有香里(しまむら)

 アジア大会(8月・ジャカルタ)代表選考レースを兼ねる兵庫リレーカーニバルが22日、神戸ユニバー記念競技場で行われた。マラソンで東京五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)とアジア大会の出場権を得ている野上恵子(32)=十八銀行=が、女子1万メートルに出場し、32分17秒90で3位に入った。

 野上は7000メートル付近から先頭に立ち、32分13秒79で優勝した阿部有香里(28)=しまむら=にラストスパートで振り切られたが「状態が良いことは確認できた。アジア大会のメダルを狙う」。日本選手権(6月・山口)で1万メートル出場後、マラソンモードに入る。同じくMGC出場権をもつ安藤友香(24)=スズキ浜松AC=は序盤レースを引っ張ったが、32分42秒10で9位だった。

 男子1万メートルは、MGC出場を決めている中村匠吾(25)=富士通=が28分50秒84で9位。緩急自在に27分32秒45で優勝したケモイ(20)=愛三工業=ら上位のアフリカ人選手には完敗だったが、「スピードの課題が残ったが、きついレースを経験できて良かった」と前を向いた。日本選手権1万メートルの後、9月のベルリンマラソンを目指す。

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