沙保里、東京五輪への挑戦の可能性「高くはない」

スポーツ報知
駒大での特別講座に出席した吉田沙保里(後方は中畑清氏)

 レスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里(35)=至学館大職=が23日、東京・世田谷区の駒大で特別講座に参加し、20年東京五輪への挑戦の可能性について「高くはないです」と5度目の五輪出場に慎重な姿勢を崩さなかった。吉田は銀メダルだった16年リオ五輪後に休養に入り、女子の日本代表コーチも務めている。

 講座には東京都の小池百合子知事(65)と前DeNA監督で野球解説者の中畑清氏(64)も参加。9月から募集が始まる20年東京五輪・パラリンピックへのボランティア参加を学生に呼びかけるなどした公開討議で、吉田は中畑氏から「競技は続けるの!?」と直球質問を受けた。「(20年は)38歳になる年だし、ちょっと迷ってるところ」と答え、「可能性はあるの?」の追加質問に「どうですかね。高くはないです」と示唆した。

 自己負担が多いなど批判の声も上がるボランティアだが、小池都知事は「ほほ笑みのボランティアになれば」。中畑氏も「ボランティアも日本代表だ」と熱く訴えていた。

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