多田修平、向かい風1・5メートルで10秒30 関西インカレ100メートルで4連覇達成もスタートに課題

2018年5月11日14時8分  スポーツ報知
  • 10秒30で優勝した関学大・多田

 昨夏のロンドン世界陸上400メートルリレー銅メダリストの多田修平(21)=関学大=が11日、関西学生対校選手権(関西インカレ、西京極)の男子100メートル決勝に出場し、10秒30で制した。向かい風1・5メートル。

 同日の準決勝ではレース終盤に流しての10秒26(追い風1・7メートル)で楽々1着通過した多田は、決勝でも中盤の加速力の差を見せつけて圧勝した。1934~37年度の谷口睦生(関大)、60~63年度の浅井浄(関学大)以来55年ぶり3人目の関西インカレ男子100メートル4連覇を達成。400メートルリレー決勝でもアンカーを務めた多田は、2位でバトンをもらうと、トップを走っていた近大を抜き去り、関学大の同種目2連覇に貢献した。

 レース後は優勝の喜びよりも自身への不満が上回った様子だった。100メートルの記録は自己ベスト10秒07に大きく及ばず。「まだスタートが全然だめ。この試合から(調子を)上げていきたかったが、納得できるタイムが出なかった」。林直也コーチ(40)は「スタートから中盤へつなぐ部分がうまくいっていない。(スタートで)地面を蹴り過ぎて回転力を落としている」と課題を挙げた。

 多田の次走は20日、セイコーゴールデングランプリ(ヤンマースタジアム長居)。昨夏世界陸上Vのジャスティン・ガトリン(36)=米国=や9秒98の日本記録保持者・桐生祥秀(22)=日本生命=らと対決する。「ガトリン選手に勝つ気でないと、良い走りはできない。自分の武器のスタートを取り戻す」と前を向いた。今季、自身初の公認9秒台や日本選手権、アジア大会での優勝を目標に掲げる21歳の挑戦はこれからが本番だ。

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