内村航平、逆転代表入りに「入らないことには東京への道も見えてこない」…19日からNHK杯

スポーツ報知
会見で意気込みを語る内村航平

 体操のNHK杯(19~20日、東京体育館)に出場する有力選手が18日、試合会場で会見した。

 4月の全日本個人総合選手権で3位の内村航平(29)=リンガーハット=は、逆転で世界選手権(10~11月、ドーハ)代表入りを狙う。「代表に入らないことには、東京への道も見えてこない。結果として、勝てばなお良しという感じ。自分の演技をすれば結果がついてくる。0・8の差はあるけど、体操は何が起こるか分からない。2位以内をしっかりとって、世界に行くのが大事。勝ちについては、2%くらいしか考えてないです」と語った。

 全日本個人総合では、新星の谷川翔(順大)と白井健三(日体大)に次ぐ3位。今大会は、全日本個人総合の成績を持ち越して争う。「健三と0・5点、翔とは0・8点の差がある。0・5くらいは巻き返せるかなという感じはあるので、ミス無くやれば代表圏内(2位)には入れると思う」。今大会に向けた3週間は、疲労を残さないように気を配りつつ、着地を意識した演技の通し練習を積んできた。「体の感じは悪くないし、動きも良かった。あまり期間がない中で、やれることはしっかりやれた。特に問題なくここまで来られている」とうなずいた。

 2時間半をかけて、6種目をこなすタフな個人総合。内村は2種目めのあん馬と、5種目めの平行棒を鍵に挙げる。落下による大幅減点のリスクがあるあん馬と、終盤で集中力が切れやすい平行棒を乗り切れば、得意とする最終種目の鉄棒へ勢いもつく。「個人総合をやる上で、毎回気をつけているポイント」と話していた。

 NHK杯の男子は、20日午後1時10分から行われる。

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