競歩・鈴木雄介、2年9か月ぶり実戦は5位…東日本実業団選手権

スポーツ報知
東日本実業団選手権の5000m競歩に出場した鈴木雄介

 陸上男子20キロ競歩の世界記録保持者で、日本陸連に強化費を不正申請したとして、昨年10月から6か月間の資格停止処分を受けていた鈴木雄介(30)=富士通=が19日、東日本実業団選手権(熊谷)の5000メートル競歩に出場した。約2年9か月ぶりの実戦は20分6秒49で5位。自身が持つ18分37秒22の日本記録には遠く及ばなかったが「復帰レースをしっかり歩き切れたことが収穫。ここからまた仕上げていきたい」と手応えを語った。

 鈴木は15年8月の世界選手権を股関節痛で途中棄権して以降、レースから遠ざかっていたが、昨年12月下旬からリハビリと並行して本格的に練習を再開。「(練習再開直後は)自分の体じゃない感じ。散歩レベルでもきつかったし、階段を上がるだけでも息が切れた」。それでも、しみついた“世界一美しいフォーム”が大きく崩れることなかったが「今日は30点のフォーム。形は戻っているけど、キレがない」と厳しい自己採点。今後については7月のホクレンディスタンスチャレンジ(北海道)の1万メートル競歩への出場を予定している。

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