高3・梶田凪、世界体操候補入り「すごくうれしい」

スポーツ報知
個人総合5位となり、世界選手権代表候補に選ばれた梶田

◆体操 世界選手権代表選考会兼NHK杯(19日・東京体育館)

 女子個人総合が行われ、甲斐清和高3年の梶田凪(なぎ、山梨ジュニアク)が5位となり、自身初の世界選手権(10月開幕、カタール・ドーハ)代表候補入りを果たした。

 4月の全日本個人総合選手権の成績(5位)を持ち点としたなかで臨んだ今大会。順位を上げることはできなかったが、上位6人の同代表候補に選ばれ、梶田は、「すごくうれしいです」と笑顔を見せた。平均台ではバランスを崩す場面もあったが、4種目トータルではほとんどミスもなく、「(4月の)全日本では、ゆかで途中で技をやめたりして、やりきれなかったですが、今日はやりきれました。やってきたことが出せました」と手応えを口にした。

 今後、強化本部が最終的に5人を選抜することになるが、小学校低学年の頃から海外の大会に参加させて経験を積ませてきたクラブの伊東安崇代表(42)も、「ただただうれしくて」と涙ぐみながら喜んだ。

 更なる成長へ、「Dスコア(演技の難しさの点数)を上げてきているので、(全種目)安定させたいです」と意気込んだ梶田。目標とする2020年東京五輪でのメダル獲得へ、大きな一歩となった。(古川 浩司)

 ◆梶田 凪(かじた・なぎ)2000年10月15日、笛吹市生まれ。17歳。5歳から体操を始め、小学6年時にU―12選手権、全日本ジュニア、東日本ジュニア優勝。甲府城南中から甲斐清和高に進学。17年全国高校選抜女子個人選手権2位、全日本個人総合選手権女子3位、NHK杯女子個人総合4位、全国高校総体女子個人総合2位。153センチ。

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