桐生祥秀、6月の日本選手権へスペインで事前合宿「トップスピードを速くしたい」

スポーツ報知
男子100メートルで10秒17の4位だった桐生は、花束を投げ入れる(カメラ・石田 順平)

◆陸上 セイコー・ゴールデングランプリ大阪(20日・ヤンマースタジアム長居)

 男子400メートルリレーで、16年リオ五輪銀メダルメンバーで出場した日本A(山県―飯塚―桐生―ケンブリッジ)が日本歴代3位となる37秒85の大会新で優勝した。

 男子100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(22)=日本生命=が、6月の日本選手権に向けてスペインを拠点に約2週間の事前合宿を行うことが20日、分かった。今季から社会人選手となり、5月末の関東学生対校や6月の日本学生個人などに出場しないため、欧州に腰を据えて調整。アジア大会最終選考会へ万全を期す。指導する土江コーチは「気候の良いところでトレーニングをしようと思っている。どこか、伸び伸びと走れるようなレースにも出られれば」と明かした。

 100メートルは10秒17で4位(日本人2位)。昨年の日本選手権決勝で敗れた多田とケンブリッジには雪辱したが内容、タイムともに満足してはいない。「トップスピードを速くしたいし、もっと体にキレを出したい。体重も今71キロいかないくらいなので、ベストまで(1キロ前後)絞りたい」と課題を挙げていた。

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