福島千里、100M全体トップで決勝進出

スポーツ報知
女子100m予選3組・11秒64で決勝進出を決めた福島千里(31・右)

◆陸上 日本選手権 第1日(22日、山口・維新みらいふスタジアム)

 女子100メートル予選が行われ、日本記録保持者の福島千里(29)=セイコー=が全体トップとなる11秒64(追い風0・8メートル)で決勝に進出。それでも本来のキレ味鋭い走りが披露できず「全然良い所が見つからない。思い切り、全力でいかないと、何の為に練習してきたか分からない」と悲壮感を漂わせた。

 ライバルで昨季100&200メートル2冠の市川華菜(27)=ミズノ=も、別組で11秒69(向かい風0・1メートル)の首位通過。決勝では一騎打ちの構図となる。「(決勝では)転んでも、変でも何でも良いから思い切りを出さないといけない」と福島。今季から新所属のセイコーで山県亮太(26)とともに仕上げてきた。積み上げてきた練習量と質を信じ、決勝の1本勝負にぶつけたい。

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