犬塚渉「前足からスタート」も決勝進出 陸上・日本選手権男子200メートル予選

スポーツ報知
男子200m予選1組・3着でゴールし決勝進出を決めた順天堂大・犬塚渉(中央)

◆陸上 日本選手権 第2日(23日、山口・維新みらいふスタジアム)

 男子200メートル予選が行われ、第1組で犬塚渉(順大3年)がスタートのアクシデントを走力でカバーし、20秒74の3着で決勝へ駒を進めた。同組トップは染谷佳大(中大2年)の20秒64。

 「スタートやらかしました」。レースを終えた犬塚は報道陣に身ぶり手ぶりを交えて、アクシデントを語った。「後ろ足じゃなくて、こう、前足から出ちゃって…」。スターティングブロックの後方にに右足、前方に左足を置いたが、本来1歩目となる右足ではなく、左足でスタートを切ったという。

 「初めてです。死ぬほど焦りました」。異例の事態に冷静さを欠き、後半力んでしまったが、自己ベストの20秒65に迫る好記録をマークした。「スタートのミスもあった中では(タイムは)まあまあ。明日は切り替えて、2番以内を狙います」と8月のジャカルタ・アジア大会代表入りを見据えた。

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