伊藤ふたば、地元・盛岡でトップ通過「母の手料理が食べられることが一番うれしい」

スポーツ報知
伊藤ふたば

◆スポーツクライミング 複合ジャパンカップ(23日、盛岡市・岩手県営運動公園など)

 東京五輪と同じスピード、ボルダリング、リードの3種目総合で競う国内初の複合大会が開幕。女子予選は地元・盛岡の伊藤ふたば(16)が6ポイント1位で24日の決勝に進んだ。野口啓代(29)が8ポイントで2位。野中生萌(21)が24ポイントで3位。男子予選はスピードで日本記録をマークした楢崎智亜(ともあ、22)が42ポイントでトップ。弟・明智(めいち、19)=すべてTEAM au=が52ポイントの2位。3種目の順位をかけ算し、値が小さい選手が上位となる。

 伊藤が地元でトップ通過を決めた。日本勢が苦手とする最初のスピードで、自己ベストを0秒46更新する10秒26を記録しトップに立つと勢いに乗った。会場には自宅から通い「母の手料理が食べられることが一番うれしい」。試合前夜も当日朝も口にした、好物「岩泉ヨーグルト」もパワーの源だ。「全部全力でいきたい。地元の人が応援してくれるのも力になる。優勝したいなと思います」と初代女王を見据えた。

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