金井、日本新&初V…110メートルハードル、14年ぶり更新

スポーツ報知
男子110メートル障害で初優勝し、日本新の計時の前でポーズの金井

◆ジャカルタ・アジア大会選考会・陸上日本選手権最終日(24日、山口・維新みらいふスタジアム)

 男子110メートル障害で金井大旺(22)=福井県スポーツ協会=が13秒36、男子円盤投げは湯上剛輝(25)=トヨタ自動車=が62メートル16で、ともに日本新記録を樹立した。

 若きハードラーが14年ぶりに日本記録を更新した。金井は1台目の障害までの7歩をスムーズに駆け抜けると、2台目以降は「記憶にない」ほどの集中力で、一気にゴールへ飛び込んだ。「自分でもびっくりしました」と、控えめなガッツポーズで日本新と初優勝をかみしめた。

 進学校の函館ラサール高から法大へ進み、今季が実業団1年目。競技は2020年東京五輪で区切りをつけ、父と同じ歯科医の道へ進むつもりだ。指導する苅部俊二氏(49)は、「13秒1~2台が出せれば世界と戦える。その一歩になると思う」。今大会は調整方法を変え、大会前2日間はイメージトレーニングを中心に、心の中でひたすらレースを繰り返した。アジア大会は「出るからには優勝」と意気込んだ。

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