初代横綱・明石志賀之助の“美勇画”を公開…相撲博物館で

2017年4月2日20時33分  スポーツ報知
  • 「美勇水滸伝」の明石志賀之助(芳年画、相撲博物館所蔵)

 東京・両国国技館内にある相撲博物館(東京都墨田区横網1-3-28)で、4月25日から6月16日まで企画展「横綱」が開催されることが発表された。 

 今年の初場所後に第72代横綱・稀勢の里が誕生し、春場所では新横綱優勝を果たしたことで話題になっている横綱をテーマの展覧会となる。博物館所蔵の横綱(綱の実物)や免許状など関連する資料を展示し、横綱の起源や歴史に迫る企画だ。

 同博物館によると、寛政元年(1789)、谷風梶之助と小野川喜三郎に横綱免許が与えられたのが横綱の始まり。当初横綱は、強豪力士の称号で、明治23年(1890)から番付に横綱と書かれるようになり、明治33年、横綱力士碑の建立によって横綱の代数が決まった。明治42年に正式に最高位と認められ、昭和25年(1950)、横綱審議委員会が発足するなど、時代とともに変遷を重ねながら、現在に至っているという。

 初代横綱は伝説の人物とされているが、その絵も展示される。「美勇水滸伝 明石志賀之助」(芳年画)がそれで、着物に下駄姿の明石が力士をのど輪で攻めている(?)ような絵。

 解説として「明石志賀之助は栃木県宇都宮市出身と伝わる。横綱土俵入りは行っていないが、強豪力士として初代横綱に数えられている。寛文年間(1661~1673)頃に活躍。明石は歴代横綱を描いた錦絵などにしばしば登場している。美勇水滸伝は月岡芳年により慶応2~3年(1866~1867)に発表されたシリーズ物。もちろん史実ではないが、明石の怪力ぶりを描いた作品である」とある。

 ほかの展示物は、谷風梶之助と常陸山谷右衛門の横綱免許状、千代ノ山雅信の横綱推挙状、稲妻雷五郎、栃錦清隆、朝青龍明徳の横綱。番付に「横綱」が初めて登場した明治23年(1890年)五月場所番付(部分)。稀勢の里寛の横綱昇進前後の様子を写真で紹介するなど、91点の資料で構成される。

 博物館は、入館無料。開館は10時~16時30分。休館日は5月4~7日、6月3、4、10、11日。5月14~28日は大相撲夏場所の観覧券が必要。5月13日の午後2時から展示解説が行われる。

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