白鵬、朝青龍の甥に稽古つけた!「動きの良さはおじさん譲りだ」…角界目指す高校3年生

2017年4月26日5時0分  スポーツ報知
  • 白鵬(左)はビャンバスレン君に稽古をつける
  • 稽古を終えたビャンバスレン君(右)おじの朝青龍氏(左)によく似ている

 大相撲の横綱・白鵬(32)=宮城野=が25日、都内で元横綱・朝青龍(36)の甥で日体大柏高3年のモンゴル人留学生、スカラグチャー・ビャンバスレン君(17)に初めて稽古をつけた。かつてしのぎを削ったライバルを思いながら約20分、胸を出した。潜在能力の高さにほれ込み、成長を見守っていくプランを明かした。

 憧れた相手によく似た姿に、白鵬は喜びを隠せなかった。がむしゃらにぶつかってくる細身の体を、両手を広げて真っ正面から受け止めた。「すごく動きが良かったね。動きの良さはおじさん譲りだと思いました」。時折見せるスピード感、筋肉質の肉体は優勝25回を誇る元朝青龍を思い出させた。

 きっかけは先頃、千葉・柏市で行われた春巡業だった。支度部屋であいさつを受け、初顔合わせ。「どんなもんか見てみたかった」。この日は部屋が土俵つき(土俵を作る作業)のため稽古は休み。出稽古した墨田区の友綱部屋に同校のもう1人のモンゴル人留学生と2人を呼び胸を出した。

 高3のビャンバスレン君は相撲を始めてわずか2年だが、2年時の関東大会、重量級で優勝するなど早くも才能を発揮し始めている。稽古を見守った大島親方(元関脇・旭天鵬)も「いいねえ」と太鼓判を押した。

 稽古を終え、初めて体感した横綱の迫力にぐったり。「すごい力が強い。うまくて全然勝てなかったです」。目元がおじによく似ている。優しい普通の高校生の雰囲気を漂わせ、「小さい時はおじさんの相撲を見てすごいなと思っていたけど、やるチャンスがなかった」。元々はレスリングをやるために中学卒業後、日本に留学した。高校1年時の夏に「相撲をやりたい」と思い立ち、偉大なおじの歩んだ道を目指すことを決意した。

 白鵬にとって朝青龍はモンゴルの大先輩。常に目標であり、横綱同士しのぎを削ったライバルでもあった。引退の際には「目標とする力士だった。同じ時代に精進できて光栄。自分を引っ張ってくれた横綱」と涙を流したほど。それだけに恩返しの意味合いも強い。高校卒業後はプロ入りを希望する金の卵に「どんな力士になってほしいというよりも、まずは強くなることが大事。成長を見守っていきたいね」と期待した。(秦 雄太郎)

 ◆白鵬と朝青龍 対戦成績は白鵬の14勝15敗(優勝決定戦を含む)。初対戦は2004年秋場所。白鵬が横綱に昇進後の07年名古屋場所から朝青龍が引退する10年初場所まで2横綱時代を形勢した。朝青龍の現役最後の相手も白鵬。2008年夏場所千秋楽結びの一番では、勝利した朝青龍が両手をついている白鵬にだめ押しをしたことで、白鵬が激怒。右肩で朝青龍を押し返すと、土俵上でにらみ合う一触即発の事態になった。

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