稀勢の里、岩手・釜石市で復興横綱土俵入り「こういう形で戻ってこれて良かった」

2017年8月14日12時42分  スポーツ報知
  • 復興が進む釜石市の釜石東中で復興土俵入りをする稀勢の里(左から2人目)

 日本相撲協会は14日、東日本大震災の被災地支援の「復興横綱土俵入り」を岩手・釜石市の鵜住居小・釜石東中で行った。横綱・稀勢の里(31)=田子ノ浦=が、横綱・日馬富士(33)=伊勢ケ浜=とともに横綱土俵入りを地元市民ら約1000人の前で披露した。

 この日は小雨交じりの天気のため、土俵入りは体育館内に変更。それでも、稀勢の里らが姿を現すと釜石市民らは盛大な拍手で出迎えた。「温かく迎えてくれてよかった。今日は自分が勇気づけるつもりで来ましたが、それ以上に温かい、大きな声を頂きました」。

 震災が起きた2011年に慰問で被災地を訪れているが当時は関脇。19年ぶりに誕生した和製横綱としての再訪問に、「こういう形で戻ってこれて良かった」としみじみ。それでも「少しずつ回復している様子が見えた。でもまだ見えないところで苦しんでいる方がいると思う」と仮設住宅が並ぶ被災地を思いやった。

 地元、岩手・盛岡市出身の幕内・錦木(伊勢ノ海)も稀勢の里の土俵入りで露払いを務めた。「光栄だ思います。これで皆さんに元気を分け与えられたらいい」。この日、太鼓などの打ち分け実演や相撲甚句なども披露。相撲協会から子供たちにプレゼントも贈られた。

 土俵入りは3・11後から毎年東北の被災地で行われ、今年で7回目。

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