相撲協会、日馬富士の処分先送り 長期化も辞さず

2017年11月15日6時0分  スポーツ報知
  • 日馬富士について話す八角理事長

 現役横綱の不祥事を重く見た日本相撲協会は、危機管理委員会の調査開始を発表する一方、春日野広報部長は「1週間や10日で(調査が)できるわけじゃない」と長期化を覚悟で全容を解明する姿勢を示した。

 同委員会は協会の不祥事があるたび、事態の収拾に努めてきた。12年4月に「生活指導部特別委員会」の役目を受け継ぐ形で新設。15年の元熊ケ谷親方のマネジャー暴行事件などに対応した。外部理事で弁護士の高野利雄氏が委員長を務める。「誰がその場所にいたかを解明したい。何かにつけて調べることがある」と春日野広報部長。巡業部長の立場から、貴乃花親方も「被害者、加害者両方の管理は私の責任でもある。いち早く(事実を)究明したい」と話したという。

 暴行問題は11日の臨時理事会では議題に上がらず、事件が発覚した14日も経過報告にとどまり、処分は先送りになった。後手に回った印象もあるが、今月3日に両親方の説明を受け、早期決着を助言していたという。「今後は危機管理委員会が中心となるが、やることはやる。伊勢ケ浜親方も謝罪していたし、協会の対応も遅れたとは思っていない」と八角理事長(元横綱・北勝海)。今後は矛盾をはらまない迅速な対応で信頼回復に努めたい。

 ◆相撲協会の罰則 重い順に〈1〉除名。評議員会での特別決議が必要。退職金も支払われない〈2〉解雇〈3〉引退勧告〈4〉出場停止―などがある。また、横綱審議委員会の内規では、休場の多い場合、横綱としての体面を汚す場合、横綱として非常に不成績であり、その位に堪えないと認めた場合―のいずれかに該当する場合、その横綱の実態をよく調査して、出席委員の3分の2以上の決議により、〈1〉引退勧告〈2〉注意〈3〉激励―などを出せる。

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