白鵬、相撲協会を批判…モンゴルのドキュメンタリー番組で「国籍を変えないと親方になれないのか理解できない。おかしい決まり事」

スポーツ報知
白鵬

 27日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)でモンゴルで放送された横綱・白鵬と元横綱・朝青龍関の対談を放送した。

 番組によると、この対談は今年5月に収録されたモンゴルで放送されたドキュメンタリー番組「モンゴル民族100人の偉人」。対談では元朝青龍関が相撲協会の規定で年寄名跡の取得は、日本国籍を有する者という規定があることに疑問を呈した。「モンゴル人は国籍の問題があるため親方になることはできない。白鵬以外のモンゴル人力士でこの問題を克服できる者はいないと思っている」と示し「モンゴル人として親方になって国籍の問題を解決できると信じている。そうだろ?」と言われ、白鵬は「確かにそうですね」と断言した。

 さらに元朝青龍関は現役時代に「自分は国籍を変えずに親方になれるよう何度も相撲協会に話してきた。白鵬は力づくでもこの問題を解決して欲しい」などと提言された。これに白鵬は「(現役力士が)国籍はそのままで土俵に立てるのに、どうして国籍を変えないと親方になれないのか理解できない。本当におかしい決まり事だと思う」と発言。最後に元朝青龍関は「知らない人に物を与えるより知っている人に物を与えよ」というモンゴルの格言を伝えていた。

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