十両・貴ノ岩が初場所休場…「頭部外傷、頭皮列創痕、右乳突蜂巣炎痕」の診断書提出

スポーツ報知
十両・貴ノ岩

 元横綱・日馬富士関(33)に暴行を受けた、大相撲の十両・貴ノ岩(27)=貴乃花=が初場所(14日初日・両国国技館)を休場することになった。初日、2日目の取組を決める東京・両国国技館での編成会議が行われた11日、日本相撲協会に休場届と「頭部外傷、頭皮列創痕、右乳突蜂巣炎痕」の病名が記された診断書を提出した。また十両・宇良(25)=木瀬=、十両・豊響(33)=境川=も初日から休場する。

 東十両3枚目の貴ノ岩は初場所を全休すれば春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)では幕下に陥落して、関取の地位を失い無給の身となることが決定的だった。相撲協会は暴行を受けた被害者でもある貴ノ岩は診断書の提出を条件に、初場所を全休しても十両の最下位に据え置かれる救済措置をとることを、昨年12月20日の臨時理事会後に公表していた。

 この日提出した診断書には繰り返す頭部打撲は慢性硬膜下血腫発症の危険性を増すため、受傷後約3か月程度は頭部打撲を避ける必要があるとの補足説明がなされており、昨年九州場所に続き2場所連続で全休することは決定的となった。相撲協会によると診断書はFAXではなく原本が届いたという。

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