本当に相撲ファン激減?「にわかが興味無くなっただけ」と指摘の声

スポーツ報知
満員札止めとなった両国国技館

 幕内で歌手の大至(49)が16日、フジテレビ系「バイキング」(月~金曜・前11時55分)に出演。暴行問題などに揺れる大相撲の人気について言及した。

 番組では、初場所の前売り券が即日完売したことや、懸賞金が過去最多となったことを紹介。一方で、明治神宮での奉納土俵入りに駆けつけたファンが昨年の4200人から2800人に減ったことを指摘。さらに、番組の調べによると、昨年の5月場所で当日券を求める人は約600人だったのが350人になっていたという。国技館には当日券を求めて始発電車で駆けつけるファンがいるものの、街頭取材では「一連の騒動で興味が無くなった」「無観客でやれ」などの厳しい声が出ているなど、“温度差”がある現状を紹介した。

 昨年11月以降、大至も余波で相撲甚句の仕事などのキャンセルが入っているという。それでも「コアなファンはこういった騒動でも『応援に行くよ』という方々がいらっしゃる」と、国技館を埋めるファンに感謝。そして「『にわかファン』と言ったら失礼なんですが、そういった方々が興味が無くなったとか言われると思います」と感想を口にした。

 同じ人気商売をしているMCの坂上忍(50)は「『にわか』と言われるくらいの方々が、どれくらい本気で好きになってくれるかというところも、人気商売の非常に大切なところだと思う」と、コアファンだけを相手しているわけにはいかない難しさを口にしていた。

 また東京相撲記者クラブの会友からは「過熱気味だったのが、ちょうど良くなった」「懸賞金が増えたのは、力士にとって励みになる」と指摘する声が出ていた。

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