白鵬、休場「土俵に集中できない」両足の親指全治2週間

スポーツ報知

◆大相撲初場所5日目 ○琴奨菊(不戦勝)白鵬●(18日・両国国技館)

 横綱・白鵬が初場所5日目の18日、「左母趾(ぼし)MP関節じん帯損傷、右母趾末節骨骨挫傷・爪下血腫で全治2週間を要する」との診断書を提出して休場した。

 白鵬の休場は2場所ぶり7回目で07年夏場所後の横綱昇進後では5回目。5日目の対戦相手、琴奨菊は不戦勝で今場所の十両以上の休場者は5人目となった。

 白鵬が5日目で力尽きた。この日朝に都内の病院で診察を受けて師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)に休場の意思を伝えた。「本人は取りたいと言っていたが。両足親指の力が入らないのに相撲を取っても迷惑をかける」と同親方。2月上旬の行事から復帰可能で春場所の出場は支障がないという。

 初日の稽古で右足親指を痛め、4日目に嘉風に敗れた一番で古傷の左足親指を負傷した。元横綱・日馬富士関の暴行問題に絡んで減給処分を受け、横綱審議委員会からは張り手やかち上げが粗暴として批判が噴出。関係者によると「土俵に集中できない」と漏らし、場所前から早期休場の可能性を示唆していたという。

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