5日目で4敗の稀勢の里が休場 5場所連続通算6回目

スポーツ報知
嘉風に押し出しで敗れ4敗目を喫した稀勢の里(左)

 大相撲の横綱・稀勢の里(31)=田子ノ浦=が初場所6日目の19日から休場することになった。この日朝、師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が明かした。稀勢の里の休場は5場所連続で通算6回目で昨年初場所後の横綱昇進後では5回目。横綱の5場所連続休場は02年九州から03年秋場所の武蔵丸(現武蔵川親方)以来。6日目に対戦予定だった幕内・千代大龍(九重)は不戦勝。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)によると、5日目の取組で左大胸筋付近を負傷した。昨年春場所で痛めた古傷に「箇所は違うけど近い」部分で、18日夜に病院で診察し、一晩様子をみて19日早朝に電話で相談。「やっぱりけが。まず治して。左に力が入らない。今は治して一日も早く、稽古場の土俵に立てる状況にするしかない。自信をつけないといけない」と田子ノ浦親方。

 稀勢の里は前日5日目の取組で幕内・嘉風(尾車)に押し倒しで敗れ4敗目を喫していた。今場所は連日30番以上の稽古を重ねて5場所ぶりの復活と皆勤を目指したが、場所前の横綱審議委員会の稽古総見や出稽古などで不安を露呈していた。

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