栃ノ心、長女は初Vを「まだ小さいから分からない」 一問一答、優勝インタビュー
◆大相撲初場所14日目 ○栃ノ心(寄り切り)松鳳山●(27日・両国国技館)
西前頭3枚目・栃ノ心(30)=春日野=が東前頭9枚目・松鳳山(33)=二所ノ関=を寄り切りで下し、13勝1敗で初優勝した。
12年夏場所の旭天鵬以来6年ぶりに平幕で優勝した栃ノ心は、インタビューで「最高にうれしい。信じられない」と喜びを語り「勝てば優勝というのを考えると緊張するから、考えないようにして自分の相撲を取ることだけ考えていました」と話した。
◆栃ノ心優勝インタビュー
-初優勝おめでとうございます
栃ノ心「最高にうれしいです。信じられない」
-勝てば優勝ということで緊張はあったか
「勝てば優勝というのを考えると緊張するから、考えないようにして自分の相撲を取ることだけ考えていました」
-自分の相撲が取れたか
「相手はなかなか捕まらない相手なので、突っ張ってから捕まえようと思って親方からも言われていた。本当に親方はありがたい」
-入門から12年でここまできた
「自分でも信じられません。いつかは優勝したい気持ちもありましたけど、こんな日が来るとは思わなかったです」
-今場所何がよかったか
「気持ちと稽古もちゃんとしたので、それが良かった。(2015年に)けがで幕下に落ちて、そこから幕内に戻ってきてよかったけど、優勝できるとは思わなかった」
-けがをしたときはもうダメだと思わなかったか
「入院している時に、何度ももう辞めようと気持ちが落ちていたけど、退院して稽古場に戻ってからどんどん気持ちが変わっていった」
-どんな風に変わっていきましたか
「もう一回頑張ろうと、気持ちがいい方に変わっていった。親方からも、おかみさんからも自分の相撲を取らないとだめなんだよと言われて、すごくうれしかった」
-故郷のジョージアも喜んでいます
「ジョージアでも大きく扱ってくれている。いろいろありましたけど、ここまできて優勝できて今日は最高の日です」
-去年産まれた長女・アナスタシアちゃんもきっと喜んでくれます
「大きくなったらよろこんでくれるんでしょうね。まだ小さいから分からない(笑)」