阿炎、有言実行の10勝で竜電とともに新入幕敢闘賞「大きく言わないと負けちゃう」

スポーツ報知
技能賞と殊勲賞の2つのトロフィーを手にする栃ノ心(中)は、敢闘賞の阿炎(左)、竜電と記念撮影

◆大相撲初場所千秋楽 ○阿炎(押し出し)松鳳山●(28日・両国国技館)

 ともに新入幕の前頭14枚目・阿炎(あび)、同16枚目・竜電は敢闘賞。新入幕の三賞受賞は昨年秋場所の朝乃山(敢闘賞)以来。

 阿炎が“公約通り”に新入幕で三賞(敢闘賞)を獲得した。勝って勝ち星を2ケタに乗せることが受賞の条件だったが、見事に松鳳山を押し出してノルマを達成。「久々に緊張した。ずっと三賞と言い続けた。大きいことを言って自分にプレッシャーをかける。小心者なので」。こう苦笑いしたが、昨年12月26日の番付発表時にぶち上げた「三賞を取りたい」という目標をしっかりと達成した。

 師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)は昨年12月に、「協会に対して自由にものが言えるように」と時津風一門を離脱して無所属に。土俵外でも部屋は騒がしかったが、持ち前の明るいキャラの23歳は、若さあふれる相撲で注目を土俵に戻した。「目標は高く、話を“もって”大きく言うのは自分のスタイル。そう言わないと負けちゃう」と有言実行で自分を追い込むビッグマウスは大阪でも暴れまくる。

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